2012年2月5日日曜日

進級展。


告知が遅れてしまいましたが、ギャラリーマロニエにて行われる、京都精華大学 陶芸コース2回生進級制作展「てんてん展」に参加します。会期は2012年2月14日から19日までです。

今回、進級展では「私が己の文字を刻み記すのは、思考の過程にある〈目的の尊厳〉を、誰よりも求め続けるからだ」という、長い長いタイトルの作品を出品します。


上の写真は作品の一部を拡大したものです。 

ズバリ、タイトルの通り、他者とは共有できないような自らに発する〈問い〉が、私にしか解読することができない私が考えた文字で、立体作品の表面に記されています。

ここで重要なのは、ここに書かれている事を解読する事ではなく、何故、自らの文字で書き記すかということです。

自分とは異なる他者同士が、互いに尊重し合い、理解し合う事は、人間が〈社会〉〈関係〉を構築する上で大きな課題であり、絶対に必要な事だと思います。何者かが、自らの個人的基準で社会そのものの方向性を決定したり、個人的思考を周囲に適応させようとしてしまったら、共に共存しているというルールや社会そのものの原理が崩壊するからです。

権力を持つ一部のものが利権を重視し、他者の生命や尊厳を脅かすようなことも、もちろんあってはならないことです。

しかし、他者に危害を加えない限り、必ずしも常に目的を共有し合う必要はないのではないか・・・・・・・

私が問いたいのはそういった事です。

立体に記されていることは秘密ですが、他者に伝わる造形的な面白さはあるかと思います。

今後シリーズ化していく予定の記念すべき一つ目の作品です。

お近くにお越しの際は、どうぞお立ち寄り下さい。

二回生の作品はマロニエの3F、4Fですが、三回生の展示も5Fにて同時に開催しています。

まだまだ、未熟者ではありますが、ご批評のほど、よろしくお願いします。 









進級制作展

日時:2012年2月14日(火)〜2012年2月19日(日)
12:00〜19:00 (最終日18:00まで)
会場:GALLERY maronie (3,4階二回生、5階三回生)






0 件のコメント:

コメントを投稿